テレビへの突っ込み

以前、会社の後輩と話していて、
一人でテレビを見ているときに、
テレビに向かって突っ込みをいれる、と言ったら、
「えっ、やばいですよ、それ」と馬鹿にされた。
テレビを見ていて、「うんなわけねーだろー」とか
言わないかな?
心で思ったことがつい声に出てしまうとかあると思うんだけど・・・。

最近、ニュースを聞いていると突っ込みを
入れたくなることが多い。

例えば「いきなり急増しました」とアナウンサーが言っている。
間髪いれず、「ゆっくり急増することあるんかい!!」と
突っ込んでしまった。

また、「これは最も有効な方法の一つです」とも言っている。
「『最も』って一つだけじゃないんかい!!二つあるんか!!」
とまたまた突っ込んでしまった。

言葉が乱れてると言うが、アナウンサーももっと勉強したほうがいいんじゃないの?って思う。

テレビを見ていて一番突っ込みを入れたくなるのが、
細木数子である。
母が好きでよく見ていて、
たまに泣きながら細木数子の話を聞いているが、
全く理解できない。

なぜなら、悩みに対しての答えになっていないことが、
ほとんどだからだ。
思わず「そういうこと聞いてねぇーだろ」とテレビに向かって
突っ込みを入れている。
にもかかわらず、徳光さんやネプチューンは
「あ〜、そうですよね」と異常に感心している。
見ているとだんだんムカムカしてくる。

ただし、一つだけ、細木数子がすごいと思うところがある。
「話し方」である。
あの説得力のある話し方は真似できない。
うまく強弱をつけながら、絶妙な言葉のスピード。
中身は全くないのだが、なぜか聞き入ってしまう。
表情も巧みに使い分けている。
きっと新興宗教の教祖とかも、
こういう話し方をするんだろうと思う。

若干褒めたが、あーいう傲慢なばあさんは嫌いなので、
これからもテレビを見ながら突っ込みをバンバンいれようと思う。

【今日の言葉】
「人間は笑う力を授けられた唯一の動物である」(F・グレビル)

「激痛」を10回言ってみて

先日、野球中継を見ていたときのことである。
ランナー一塁で、バッターがゴロを打ち、ダブルプレーになった。
アナウンサーが「ゲット、ツーアウト。ゲッツーですね」
と言っていた。
このとき、初めて私は「ゲッツー」の意味を知った。

私は今まで、「ゲッツー」は漢字の「激痛」が
なまった言葉だと思っていた。
野球に興味を持ち始めた小学3、4年の頃、
テレビで中継を見ていると、
アナウンサーがダブルプレーのことを「ゲッツー」と言っている。
ダブルプレーをなぜ「ゲッツー」と言うのだろうと思った。
きっと何かの略語、もしくは、なまった言葉だろうと。
ここまでの思考は小学生ながら正しかった。
しかし、所詮はまだまだ小学生だった。
小学生には英語はわからないし、もちろん習っていない。
きっと、漢字が当てはまるはずだ、と考えてしまった。
幼心に知っている言葉を思い出して、何度も言ってみる。
「ゲッツー、ゲッツー、ゲッツー・・・・・、そうだ、きっと、
『激痛』だ!!」
「だって、ワンプレーで二つもアウトが取られるのは、
監督にしてみれば作戦上、ものすごく『痛い』はずだ。
実際、ゲッツーの後にテレビに映る監督の顔は、
苦々しいというか、しかめっ面のような、
まるで『激痛』に耐えているような顔をしている。間違いない!!
大人の人はうまいこと言うな〜」
と勝手に納得してしまった。

その後、普通の生活の中で、
「ゲッツー」の意味が話題にのぼることなどあるわけなく、
ずーっと思い込んできてしまった。
誰か忘れたけど、「ゲッツー」の本当の意味を教えてくれたアナウンサーの人、ありがとうございました。
おかげで赤っ恥をかかずにすみました。

ある意味、最後の子供心をなくしてしまったようで、
少し悲しい体験でした。

【今日の言葉】
「のんきと見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする」(夏目漱石「我輩は猫である」)

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